滋賀県への移住について

この記事を書いた人
FPサテライト株式会社
上山 美波

滋賀県出身。大学卒業後の就職先で人事総務の仕事を担当。主に社会保険の手続きや給与計算を行っていたが、自身の知識不足を痛感し、FP資格を取得。現在はさらなる知識向上のため、FP1級、CFP資格の取得を目指すとともに、「お金に苦労する人が少しでも減ってほしい」という思いを持って、FPとしての活動を行っている。

新型コロナウイルスが流行してから、約1年半が経過しましたね。

テレワークの推進によって、「自然の中でのんびり暮らしたい」「人混みを避けて生活したい」という希望を叶えられる地方移住に関心が高まっています。

そんな皆様に向けて、滋賀県出身の筆者が、地方移住先の1つとして、滋賀県をおすすめする理由をお話ししたいと思います。

滋賀県ってどんなところ?

滋賀県は、関西地方に位置する県で、人口は約141万人。

県の中心には、日本一大きな湖、琵琶湖があり、県の周りは山で囲われているという、とても自然豊かな場所です。琵琶湖に沈む夕日は、ぜひ一度は見ていただきたいと思うほどの絶景です。

また、冬になると北部では雪が積もります。毎年、多くの方がスキーを楽しむために滋賀県に訪れています。

都会へのアクセスが良好 

滋賀県は、大阪府、京都府へのアクセスがとても良好です。

県で人口が1番多い大津市から、JR在来線で京都府までたったの10分、大阪府であっても40分で行くことが出来ます。

また、滋賀県の北部に位置する米原市は、東海新幹線が通っているので、出張が多い方などはとても便利な場所になります。

例えば、基本はテレワークで、週2回は出社しなければならないという場合でも、問題なく生活することが出来ます。

地方移住に関する費用

地方暮らしのメリットといえば、家賃や住宅建築費が安く済むことが挙げられます。

総務省統計局の「統計でみる都道府県のすがた2021」によると、賃貸住宅の家賃(1か月3.3㎡あたり)は、東京都の8.8万円に対して、滋賀県は4.6万円と約半分の値段となっています。また、着工居住用建築物工事費予定額(床面積1㎡あたり)を比べると、東京都が284,800円であるのに対して、滋賀県は180,000円と大きな差があります。

住宅にかかるコストが抑えられるというのは、地方暮らしの大きな利点であるといえます。

ですが、地方には地方ならではの必要経費というものが存在することを忘れてはいけません。

まず、1番大きな費用は「車」です。

都会であれば、電車や自転車で生活できるかもしれませんが、滋賀県で暮らすには車が無いと大変不便です。

ですが、車は車体代だけではなく、車検代、自動車税、任意保険、ガソリン代、駐車場代、更にメンテナンスにかかる費用など、とても多くの維持費がかかります。

また、お子さんがいる場合、大学はほとんどが都会に集中しているため、実家から通うなら交通費、1人暮らしをするなら家賃や家具、家電代などの費用が必要となる可能性があります。

滋賀県への移住で100万円の移住支援金が支給されます

滋賀県では以下の条件に当てはまる移住者に最大で100万円の移住支援金を支給しています。

(1) 直近10年間で通算5年以上、東京23区に在住、または、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県から東京23区に通勤していた方。
(2) 移住支援金の申請時において、転入後3か月以上1年以内の方。
(3) 5年以上継続して居住・就業する意思のある方。   
(4) 移住支援金の対象求人に新規就職し、3か月以上在職している方。

また、(4)の条件に関して、令和2年12月から、テレワークを活用して、自分の意志で移住した方も移住支援金の支給対象となりました。

そのため、今の仕事を続けながら移住したい、という方にも移住支援金100万円が支給されます。(単身の場合は60万円)

詳細の条件等は以下のリンクから確認できますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

滋賀県ホームページ【滋賀県移住支援事業】

まとめ

滋賀県には自然がいっぱいあり、のびのびと生活することが出来ます。

また、都会へのアクセスも良く、大型ショッピングセンターが県内に複数あるため、生活していくのに不便を感じることはないと思います。

まさに「ほどほど田舎、ほどほど都会」。

ぜひ滋賀県で、豊かな暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。

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